2022年08月04日

ジャワ音楽と三線のコラボ

  市内の大型書店を会場に新刊記念イベントがあり、梁氏門中の亀島良泉君のジャワ音楽と石垣の唄者の三線がコラボしました。
ジャワ島の楽器と琉球の三線が共演するとは何故だろうと思いましたが、竹富島の安里屋ユンタの唄・三線とともに流れる、鉄琴のようなジャワの楽器「グンデル」の柔らかい響きは心地よく、全く国境を感じませんでした。

 琉球と東南アジアの国々は古くから島伝いに行き来し交流が生まれ、チャンプルー・イユ(魚)等、よく似た単語を使い、琉球舞踊とタイの踊りの所作が、そして髪型のカンプーも似ているとも言われます。そんな事もコラボに違和感を覚えない理由かもしれません。
今回のイベントの仕掛け人、国立国語研究所の山田眞寛准教授によれば琉球列島やインドネシアには2万近い島があり夫々の方言と文化があります。近年はグローバル化が進み、固有の文化の絶滅を危惧する声も聞かれます。琉球・奄美の言葉や文化を継承する目的で与那国・竹富・多良間・沖永良部に伝わる昔話を「4つの島言葉の絵本」として国立国語研究所が発刊しました。
その記念に島国という共通項でジャワ音楽と八重山民謡を結び、コラボ演奏を企画し島言葉の継承を広く伝えようとしたものです。
ジャワ音楽と三線のコラボ


偶々の機会をとらえ、梁氏門中の音楽家を紹介しました。また、梁氏には絵画・写真・書道などの美術家が多数おり、令和4年9月13日から那覇市民ギャラリーで「第5回梁氏美術展」を開催しますので作品をご覧ください。

ジャワ音楽と三線のコラボ



投稿者:久茂地のタンメー


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Posted by たんめー at 17:17│Comments(0)久米梁氏呉江会
 
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